今回59 Preamp MK2、200 PIGs Preampに詳しく迫るような特設ページを作ろうと思ったのですが、代表の菅野は自分の作ったものを大袈裟に褒める(宣伝する)のが苦手なため悩みました。
悩んだ結果、先日のインタビューのように聞かれたことに答えるのは得意だと気づき閃きました!
「自分の中に空想のインタビュアーを作ればいいんだ!」
ということで、代表菅野の自作自演による一人インタビュー記事を御覧ください。
(記事内容は真面目ですのでご安心ください)
ー今回は2機種同時リリースということで、初めて聞いたときはびっくりしました
菅野:僕も初めは2機種同時リリースは考えていなかったのですが、並列で開発を行っているうちにこの2つは同時リリースできそうだなという結論に至りました。
ーさっそく各機種について詳しくお伺いしたいのですが、まずはこちらの59 Preamp MK2(59MK2)についてお伺いしていきたいと思います。まずなぜこのタイミングでMK2の発売に至ったのでしょうか?
菅野:先程言ったように僕は通常複数機種を並行して開発しています。その中でサウンドの完成度や、製品外装のイメージなどが固まったタイミングで製品化することが多いのですが、今回はサウンドに関しては既に59preampで完成していましたから、外装のイメージがちょうど出来上がったタイミングだったと言えます。また、この59MK2のようにチャンネルリンクのパッチケーブルが不要で更にON-OFFが可能な59preに関しては以前から要望が多く、自分の中でも早めに作りたいとは思っていました。今回リリースできたことは個人的にも非常に嬉しいです。
ー今回、まず驚いたのが価格なのですが、15,900円(税別)ということでハンドメイドで、しかも外装も手が込んでいる製品でこの価格帯は珍しいのではと思います。
菅野:今回は明確に価格を下げようというコンセプトがありました。勿論利益にならないものは作れないので、作業時間の効率化やパーツの品質を下げずに低価格で仕入れる方法を模索してこの価格を実現しました。量産することを計算に入れた価格なので売れてくれないと困りますが笑
ーなるほど、それもあって今回のような先行受注の形を取っているんですか?
菅野:そうですね。ある程度は数を決めて初回ロットの製作に入りますが、実際どの程度売れるのかっていうのを感じながら、筐体やパーツの発注ができるので初回ロット数を増やすこともできますし、次回のロットに関しても早めにお届けすることが可能になります。最近ではKickstarterなどのクラウドファンディング文化も定着してきたように感じますし。
ー59preから59MK2への変更点などはありますか?
菅野:まずは外見からも分かるような変更点ですが、入力は1つとなっています。内部的には信号を両チャンネルに送る、いわゆるチャンネルリンクが搭載されています。またフットスイッチによるON-OFFも可能になっています。更に3BAND EQがなくなっていますが、内部にEQの美味しいポジションをプリセットした回路を入れています。その上でLow-cutコントロールの追加をしています。これは59preで言うところのTrebleコントロールに近いものなのですが、こちらを操作することで膨らみすぎるローの成分を抑えることができます。基本的には左に回しきった状態からセッティングして、その上で音ヌケが悪く感じたりベースやバスドラと音が被るように感じたときに操作していただければと思います。
ーこのフットスイッチ、押し心地が非常にソフトですね!?
菅野:いい所に気づきましたね!このフットスイッチは今回から採用したのですが、今まで使っていたフットスイッチの約1/3の力で押せるスイッチを使用しています。指でも簡単に押せるので気に入っています。日頃から新しいパーツや、良い品質のパーツを探してネットサーフィンするのが趣味なのですが、良いものが見つかると嬉しいですね。
ー次はもう一つの新製品である200 PIGs Preampについてお伺いしたいと思います。まずこちらはどういったきっかけで開発されたのでしょうか?
菅野:元々59preより歪むものを作りたいという考えがありました。例えば800とか900とか。でもそれらは比較的弾きやすい環境に置いてあることが多いと思います。そこで59preのような、なかなか弾く機会がないハイゲインを考えたときにこのアンプが候補に上がりました。またコントロールの構成がシンプルで作りやすかったというのもあります。
ーなるほど、まずはコントロールについて教えていただけますか?
菅野:まずコントロールの説明ですが、このアンプも59preのように内部的に周波数帯域ごとに一度信号を分けて、それをミックスするような回路になっています。(厳密にはかなり異なる点が多いです)そしてこちらには元々EQ回路が搭載されておらず、実機自体は上段の3ノブのみのシンプルな構成です。しかしペダルとして構築したときに汎用性が低くなってしまうため、LED部のノブでGainの調整をできるようにしています。
ー確かにこれくらいのゲインの高さを持つペダルではGainコントロールはあったほうが良いかもしれませんね。サウンドはどうでしょうか?
菅野:比較的ハイゲインな部類に入ると思います。所謂"改造"系のアンプに近く、ただそれらとも異なり弦の鳴り感は残ったまま歪むというイメージですね。ピックアップのポジションやギターのVolumeに対する反応性も良いので手元でのサウンド変化も楽しめます。
ー是非サウンドを聞いてみたいのですが、デモ動画などの製作予定はありますか?
菅野:あります!というか現時点で用意できていなくて大変申し訳ありません!完成次第Twitterにて告知します!
ーーーということで、以上2機種の解説をインタビューっぽくお送りしました。何か分からないことなどはいつでもお問い合わせやリプライいただければと思います!!
先行受注は始まっていますので各製品ページからよろしくお願いいたします。
また現時点での初回ロット取扱店舗をこちらに記載いたします。
こちらの店舗お近くの方は7/20以降店頭で試奏してみてください!!各店舗での予約も受け付けています!
(以下敬称略)